質問
償還期限のない債権について解説してください。 このような制度が存在する国や組織はありますか? |
解答
償還期限のない債券(*永久債*、英語で *perpetual bond* または *consol*)は、元本の返済期限が定められていない債券です。 発行体は元本を永遠に返済しない代わりに、定期的に利息(クーポン)を支払い続けるという特徴を持ちます。 ■ 特徴
■ メリット(発行者にとって) * 資金調達の安定性:償還義務がないため、資金繰りが安定。 * 会計上の柔軟性:一部は資本として分類されるため、財務健全性を保ちやすい(ハイブリッド債扱い)。 ■ メリット(投資家にとって) * 高利回り:元本返済リスクを負う代わりに、通常の債券よりも高い利回りを享受できる。 * 長期安定収入:返済期限がないため、一定の利息を長期間にわたって得られる。 ■ デメリット
■ 実際に存在する例
■ 最近の動向(補足) 2020年以降、新型コロナウイルスに対する財政対応の一環として、EUで「永久債の発行」が議論されましたが、実際の発行には至っていません。 ■ 日本での議論 日本政府が永久債を発行する案も時折提案されています(例:日銀が永久国債を引き受ける提案など)が、財政の信認・インフレ懸念・制度的課題により実現していません。 |
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